Pega Platformを活用したバックオフィス業務効率化ソリューション
・キーワード
電子決裁書システム / クラウド / ペーパーレス /
業務効率化 / Pega Platform
AGC株式会社 様
・事業内容
創業100年以上の歴史があり、世界トップクラスの高い技術力を強みに「ガラス」、「電子」、「化学品」、「セラミックス」などの分野で素材・ソリューションを提供。
これまでの決裁プロセスは、起案者による紙の決裁書の作成、承認者・決裁者の回覧、承認の捺印という紙とハンコが前提となっていた。「働き方改革」として場所にとらわれない働き方にシフトする一方で、紙の決裁書には以下のような課題があった。
紙での決裁業務は良くも悪くもフレキシブルな業務プロセスであるため、電子化するための要件定義が非常に大変であろうことと、電子化することで逆に意思決定のプロセスを不便にしてしまう可能性を危惧していた。そのため、システム導入後に利用者のフィードバックを素早く取り入れることのできるアジャイル開発が可能なことを製品の基準としていた。また、社内でのサーバ保守の負荷を下げたいという点もあり、SaaSにこだわった製品選定をしていた。
Pega Platformはスクラム開発(アジャイル開発の一つ)を推奨した開発フレームワークであることと、PegaCloud環境でサーバ運用されている点がマッチした。これらの理由に加えて、モバイル対応の高さや将来の海外展開を見据え、欧米でのトップシェアを誇るPega Platformでの導入を決定した。
Pega Platformは国内では開発実績のあるベンダーが少なかったため、「実績」ではなく「人」で依頼先を判断しようと考えていた。One Teamで一緒にプロジェクトをやりたくなるメンバーかどうか。その中で、PMの受け答えが明快で印象的であり、要望に対して真摯に検討し納得の提案をしてくれたコムチュアに依頼した。また、Pega Platformへの熱意も強く“プロジェクトを通じてAGCと共に成長していけるベンダー”という点も決め手の一つであった。
起案から決裁まで一元管理
紙とハンコを廃止し、Pega Platform上ですべてのプロセスを一括管理。決裁書の進捗状況や担当者が可視化されるため、現状把握が容易に。ブラウザから閲覧・決裁可能なため、在宅勤務にも対応。
スマホ・タブレット対応
スマホやタブレットからの閲覧・決裁が可能。担当者の出張などに左右されにくく、手続きの滞りが減少。
多言語対応
英語や中国語など多くの言語に対応可能。将来的な海外拠点への展開も容易。
メールの自動通知
決裁書の申請・承認・差戻しの際には、担当者にメールで自動通知。手作業による書類の連携が不要になり、作業効率が向上。
決裁完了時に自動でPDFを作成。PDFには承認時のコメントや、担当者間のコメントも記録される。
汎用的な箇所のみを入力したテンプレートを作成することが可能。テンプレートをもとに決裁書を作成することで、申請時に必要項目を入力する時間の短縮と入力時の誤りを削減。
お客様の声
「導入前の説明会では、社内から電子決裁書システムの導入効果を疑う声や、うまく行くわけがないという率直すぎる意見などもありました。しかし、アジャイル開発により早期にモックで動く画面を見せられたことで、説得力が増し、利用者の反応も一転し、具体的なフィードバックを返してくれるようになりました。今後は決裁書のみならず、まだ電子化されていない軽微な承認ワークフローについてもPega Platformへ順次移行していきます。開発したアプリケーションを簡単に派生させられるのもPega Platformの強みです。また、Pega Platformの様々なシステムと相互連携出来る特徴を生かして、他業務システムのUIをPega Platformに取り込んでいくことや、電子署名との連携も検討していきたいと考えています。」
将来の海外展開を見据え、欧米でのトップシェアを誇るPega Platformを採用
Pega Platformへの熱量が高く、
こちらのやりたいことに一緒に知恵を絞ってくれる真摯さを一番感じたコムチュアに依頼を決めた