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Notes移行事例(Office 365) - ミズノ株式会社様 -

Notes・DominoをOffice 365への移行
コミュニケーション基盤の再構築で働き方改革の推進を支援!

導入事例

Notes移行・継続支援サービス
Notesアプリ移行サービス(SharePoint)
Notesメール移行サービス(Exchange)

・キーワード
Notes移行(Office 365) / Dominoバージョンアップ /
コミュニケーション基盤再構築 / 働き方改革の推進

企業

ミズノ株式会社様

ミズノ株式会社様

・業務内容
ミズノ株式会社は1906年創業以来、「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」を経営理念に、スポーツ品の製造及び販売、スポーツ施設の運営、各種スクール事業を展開しています。スポーツの価値を活用した商品やサービスを開発し、日常生活にもその価値を積極的に広め、スポーツの力で世界中の人々を幸せにすることに貢献していきます。


ミズノ株式会社 情報システム部
情報システム課 課長 南様
※本ページの掲載内容は移行当時の情報となります


背景・課題

ワークスタイル変革実現のために、コミュニケーション基盤の再構築が必要だった

ミズノ様では、コミュニケーション基盤にNotes・Dominoを利用していたが、昨今のワークスタイルの変化によって、 モバイルからの社外利用など、利用者のニーズに対応ができなくなっていた。このような背景から、利用者の利便性や生産性を向上でき、ワークスタイルの変革を実現できる新たなコミュニケーション基盤を検討することになった。

そして、Microsoft社の提供するクラウド基盤「Office 365」を新たなコミュニケーション基盤に採用することを決定した。しかし、Notes・Dominoにはメール・掲示板のようなOffice 365に移行可能な機能以外に、業務アプリやワークフローなどOffice 365には移行が困難な機能もあった。 さらに、Notes・Dominoはバージョン8.5を利用しており、保守期限がすぐ近くまで迫っている状態であった。このような課題のもと、構築を支援するベンダー候補の数社から提案をもらい、その中からコムチュアの提案が選択された。

コムチュアならNotes・Domino、Office 365、ActiveDirectoryを任せられる

「コムチュアさんは一緒にどうすればいいかを考えてくれる。
それが我々の知見にもつながるし、結果的に価格を抑えることができる。」

「当社はNotes・Dominoを完全にやめるのではなく、Notes・Dominoも継続する方針が決まっていました。 そのため、Notes・Dominoを継続してサポートしてしただく必要があって、 Notes・Dominoの知見と良さを両方知っているベンダーであることが重要だと思っていました。 そして、コミュニケーション基盤を刷新するために、移行先のOffice 365と認証基盤となるActive Directory、 そしてNotes・Dominoの3つをしっかりサポートできるベンダーでないと任せられないと考えていました。
このような考えでベンダーを選定していくと、同じように全部できるベンダーもいくつかあります。 その中で、コムチュアさんを選んだ理由は『価格』にあります。 この『価格』は単に安いというのではなく、価格の高いベンダーは、要件を精査していく段階で 様々なパッケージソフトでこんなことができると提案してくれるんですが、 その分どんどんコストが積みあがってしまっていました。 一方で、コムチュアさんは、こんなやり方をすれば既存の標準機能でここまでできますとか、 パッケージやツールを押し付けるのではなく、一緒になってどうすればよいかを考えてくれる。 それが我々の知見にもつながるし、結果的に様々な面で価格を抑えることができると考えてコムチュアさんを選びました。

プロジェクトを担当したコムチュアのPMは当時のことを以下のように振り返っている。
「ミズノ様には、提案までに何回もヒアリングに協力いただきました。特に、新しいコミュニケーション基盤を構築するにあたって、 ミズノ様からは単なるNotes・Domino移行やコスト削減だけでなく、利用者がワクワクするような新しい仕組みを追加することで、社員のモチベーション向上やコミュニケーションの活性化に期待をされていました。 ミズノ様の期待にそえるように、Notes機能の移行はもちろん、今までにはなかった新しい仕組みが利用できることや、 コムチュアの強みであるNotes・Dominoの移行ノウハウを使って、Office 365とNotes・Dominoの両方を活かした提案をさせていただきました。」

移行のポイント
移行のポイント

新コミュニケーション基盤をOffice 365とNotes・Dominoのハイブリッド環境で再構築

連携前のシステム構成と連携後のシステム構成:経理精算システムの請求書発行やエクセル管理の注文書などの帳票をSalesforceに集約

  • メール・掲示板などの基本機能をクラウド上のOffice 365へ移行

    ・メール・カレンダー・アドレス帳をExchange Onlineへ移行
    ・オンプレミスのActive Directoryにある組織・社員情報を整備してAzure Active Directoryへ連携
    ・カスタマイズされていない掲示板・文書管理などはSharePoint Onlineへ移行

  • 業務アプリ・ワークフローなどはNotes・Dominoをバージョンアップ

    ・複雑にカスタマイズされた業務アプリやワークフローなどは、Notes・Dominoをバージョンアップ(8.5→9.0)して継続利用

新しいコミュニケーション機能を利用

新しいコミュニケーション機能を利用

  • 現状のNotes・Dominoにはない新しいコミュニケーション機能「Teams」でチャット・Web会議などが利用可能
  • 移行プロジェクトのコミュニケーションにTeamsを利用して、プロジェクトを通して自らトライアルを実施

Office 365を活用するための教育支援

Office 365を活用するための教育支援

  • 管理者向けにOffice 365の教育・トレーニングを実施。さらに、管理者・利用者向けのマニュアルを作成して新システムへのスムーズな移行を支援
  • 操作方法をOffice 365の動画配信機能(Stream)で配信

便利なNotes・Dominoリンク機能をOffice 365にも実現

便利なNotesリンク機能をOffice 365にも実現

  • Notes・Dominoの文書リンク・ビューリンク・DBリンク機能をOffice 365のメールやSharePointでも実現。利用者が簡単にリンクをコピーしてペーストできるようにNotesクライアントにアドオンを独自開発して追加。Notes・DominoとOffice 365をワンクリックでつなぎ利便性を向上。

プロジェクトの流れ

Office 365移行とNotes・Dominoバージョンアップの両方を並行して実施

新コミュニケーション基盤再構築の流れ

「Teamsでタイムリーなコミュニケーションをしながら
各領域のプロフェッショナルが同時にプロジェクトを進行してくれた。」

「今回のプロジェクトは全体を通して、Office 365移行とNotes・Dominoバージョンアップの両方を並行して管理していくボリュームのある内容で、スケジュールも短期間だったと思います。このプロジェクトを納期に遅れずに遂行してもらえた理由の一つとして、Teamsを活用して情報共有やWeb会議をタイムリーにできたことが大きいですね。その中で、様々な課題はありながらも、コムチュアさんとTeams活用をはじめタイムリーにコミュニケーションをとることができたので、短期間でコミュニケーション基盤の刷新をすることができたと思います。

もう一つの理由として、各領域のプロフェッショナルが同時にプロジェクトを進めてくれたことですね。 単にコミュニケーション基盤といっても、メール・SharePoint・Active Directoryなど様々な領域があり、ポータルのトップページがどうあるべきかといった答えのない問題もあります。コムチュアさんは、これらの各領域にプロフェッショナルをつけてくれて、その中で最新の世の中のケースやあるべき姿の提案をしてくれました。これらを同時並行で進行してもらったことも短期間で実現できた理由だと思います。

プロジェクト中の課題の一つで、実際にNotes・DominoからSharePointに移行する時に一部の機能がうまくいきませんでした。Notes・Dominoで作り込まれた機能、例えばアクセス権限はSharePointのアクセス権限の考え方とは異なっていて、限界があることを学べました。これは自分たちだけでやっていたらピンとこなかった気がしていて、一緒に取り組みながら色々と試行錯誤したからこそ理解することができたと思っています。世の中の一般的な『Notes・Domino全部を簡単に移行できますよ』っていう甘い言葉がやっぱりそうじゃないことが技術的にも再確認できました。 」


コミュニケーション基盤刷新後の効果

ワークスタイル変革を実現するための環境を整備

利用者の利便性を向上してワークスタイル変革を支援

利用者の利便性を向上して
ワークスタイル変革を支援

「いつでもどこでも」モバイルからメールや掲示板の確認や会議資料の共有などができるようになって利便性が向上した。多様な働き方に対応したコミュニケーション基盤を構築したことでワークスタイル変革を支援できた。

社内コミュニケーションの活性化につながる環境を整備

社内コミュニケーションの
活性化につながる環境を整備

チャットなどの新しいコミュニケーション機能を利用できるようになった。現状は社員全員がフル活用するには至っていないが、将来的に社内コミュニケーションの活性化につながる環境を整備することができた。

セキュリティと事業中断のリスクを軽減

セキュリティと事業中断の
リスクを軽減

Office 365とオンプレミスのActive Directoryを連携するSSOツールを導入することでセキュリティリスクを低減できた。また、クラウド上のOffice 365を利用することで、災害などによる事業中断のリスクを低減することもできた。

会社全体でワークスタイル変革に向けて活用する機運が高まる

「Notes・Dominoを20年近く使っているので、Notes・Dominoの良さを我々も利用者も知っていますが、世の中のいつでもどこでもというワークスタイル変革の流れを実現するために刷新して良かったと思っています。 外からでも安全に利用できWeb会議をしたり、リアルタイムでチャットができるようになるため、利用者にとってもメリットがあります。
ただ、新しいことって浸透しづらく、最初はNotes・Dominoの方が便利じゃないかとか、Notes・Dominoでできた機能はどうなっているのかなど、たくさんの意見がありました。でも、使っていく中で、今では普通にチャットの利用や、外でメールが見れなきゃ仕事にならないといった状態になっています。特に、テレワークをやるにあたってコミュニケーション基盤の刷新はもう必須、これがなかったら実現できなかったと思ってます。そういう意味では今回の刷新は本当に必要であったし、会社全体でワークスタイル変革に向けて活用する機運が高まっていますね。」

現在、グローバルも含めたグループ会社の移行計画も進行中

コムチュアPM担当「今回のプロジェクトは画一的なNotes・Domino移行ではなく、ミズノ様が目指しているワークスタイルを実現するソリューションとして、Office 365とNotes・Dominoのハイブリッド環境の構築やTeams活用など、様々なソリューションを組合せることで実現を目指しました。現在、グローバルも含めたグループ会社の移行計画も進行中です。もちろんNotes・Dominoも継続利用されているので、各領域だけではなく全体を通して何がベストかを視野に入れてミズノ様のワークスタイル変革を今後も支援させていただきたいと思います。」

※上記の導入事例は、コムチュア株式会社の大阪事業所がソリューション・サービスを提供しました。

詳しくはお気軽にお問い合わせください!

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