昨今のDX時代において、ITシステムは企業にも広く浸透し、高い価値を生み出しています。しかし、多数の組み込まれたITシステムは企業の全体像を把握することを難しくしており、企業が直面する課題も複雑化しています。複雑化する課題を解決するためには、企業が推進する事業や現場における業務などの各要素と関係性を正しく把握し、課題解決を適切に行う必要があります。
コムチュアはITのスペシャリストとして企業の事業や業務の状況、システムの状態を可視化することをご支援します。事業や業務のみでなく、組み込まれたIT施策やITシステムについて現状を整理し課題の解決に繋げます。
モデリングとは情報を可視化する手法の一つであり、その本質は対象を抽象化することです。抽象化することで重要な情報のみを抜き出し、不要な情報を捨てることでわかりやすく伝えることができます。そして、複雑な業務をわかりやすくマニュアル化することが可能になります。
経営層の方々にとっては、経営目標を達成する為の事業・目標・取引がモデリングの対象となります。モデリングすることで、経営目標の達成を阻害する要因を見つけやすくなります。
現場のご担当者様にとっては、日常的に行う作業が連なったプロセスがモデリングの対象となります。モデリングすることで、複雑な業務の全体像を把握し課題を見つけやすくなります。
当社ではお客様にヒアリングを行い、ビジネスモデル図やプロセスチェーン図といった利用価値があるドキュメントの作成をご支援いたします。また、作成されたモデル図についてはビジネスの変化に合わせて定期的なメンテナンスが必要になります。モデル図の再構築をお客様ご自身で進めていただけるよう内製化のご支援をいたします。
全体像、関係性が
理解しやすい
モデリングは全体像や各要素の関係性が可視化できる手法です。全体像を可視化し、理解することでチームでの会話・打ち合わせを円滑に進めることを可能にします。また、各要素の影響範囲も明確になります。
客観的な視点
モデリングすることで企業のビジネスを客観視することが可能になります。客観的にビジネスを見渡すことで、企業のビジネス課題を認識することができます。
標準化
モデリングに適したツールを採用し、ルールに則ってモデリングを行うことでモデル図が標準化され、理解し易くなります。
※プロセスは、BPMN 2.0という世界標準の表記法に則ってモデリングいたします。
当社がご提案するモデリング手法として、事業構造図・目標図・取引関係図・プロセスチェーン図・業務フロー図をご紹介します。
ビジネス状況のモデリングする際に、目的によって最適なモデリング手法が異なります。しかし、それぞれのモデル図は密接に関わっているため現状の分析、課題の明確化の先に業務改善を目的とするお客様には、全てのモデル図の作成を推奨します。
事業構造図
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企業が価値を創出する単位としての”事業”を、モデリングします。
企業は顧客へ多様な価値を創出するべく複数の”事業”を持ちます。
どのような”事業”を展開しているかだけでなく、各”事業”の売上・利益・従業員数などのパラメータを持たせることで分析対象とします。
目標図
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企業全体と各事業が達成すべき”目標”を、モデリングします。
企業全体と各事業の”目標”と、それを実現する戦略、KPI、具体的施策、阻害要因/課題とそれぞれの関係性を明確にします。
ここで利用する事業は事業構造図を参照します。
業務関係図
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企業と各事業が外部のステークホルダーと行う”取引”(債権/債務)をモデリングします。
どの会社と、どのような取引が行われているかを明確に捉えることができ、実業務の状態を確実に捉えた業務フローの作成に繋がります。
プロセスチェーン図
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”社内でのプロセス”と”情報・モノ・お金”のやり取りを、モデリングします。
組織を横断して一連のプロセスを可視化することで全体像を把握することができます。
業務フロー図
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業務フローをBPMN2.0の表記法に則りモデリングします。
業務フローの可視化だけでなく、各タスクに必要な時間やお金等を設定した業務分析(シミュレーション)によって、業務課題の発掘が可能になります。
コムチュアがビジネスプロセスを可視化するツールとしてSAP社のSignavioという製品をご提案いたします。Signavioはビジネスをモデリングする上で必要な機能を備えています。Signavioの機能を活用することで、目的に合ったモデリングが可能になります。
当社ではお客様の課題の解決にむけた様々なITソリューションのご提案を行っています。
ビジネスのモデリングとITソリューションを活用した業務改善の組み合わせは目的や対象の課題が明確にされているため、通常のシステム化に比べると非常に大きな効果を発揮します。
コムチュアがご提供するコンパスコアサービスについて、業務改革支援サービス(Com-PASS CORE)ページを参照ください。