Notesワークフロー(Com-PASS Workflow:旧 CNAP Workflow Pro for Domino)は、ドミノサーバー上で利用する申請承認システムです。NotesクライアントとWebブラウザの両方に対応、モバイルでの閲覧・承認も可能です。
日本企業独特の複雑な申請承認プロセスに柔軟に対応しており、人事総務・経理・その他多様な申請業務にスムーズに適用することができます。ワークフローを統一することで、企業における申請業務の基盤として内部統制のシステム化を実現します。その他にも、人事情報アドレス帳としてドミノディレクトリを利用することで、ワークフロー運用で負荷になりやすい人事異動・組織変更時のメンテナンス作業を軽減するなど申請承認に関する業務を効率化します。
また、Com-PASS Workflowは「Notes/Domino」、「アプリケーションエンジン」、「申請書」が明確に分割されており、今後のアプリケーション開発における拡張性・保守性を確保することが可能です。
※全画面表示は、新規タブで画面を開くNotesの一般的な表示方法となります
豊富な導入実績による
幅広い対応力
業種・規模を問わず700社、6,000サーバ(86万ユーザ)の販売実績と導入ノウハウによりお客様の状況にあわせて最適な導入プランと安心の保守サポートを提供します。
複雑な申請承認プロセスに
柔軟に対応
部署・役職別の承認ルート、並列承認・条件分岐機能などお客様の社内規程にあわせて柔軟に対応できます。また、地方銀行などの金融機関に多い同一役職の序列設定も可能です。
オリジナル申請書を
簡単に作成可能
勤怠報告、交通費精算などの20種類のサンプル申請書をあらかじめ用意しています。ドミノデザイナーを利用せずに会社独自の申請書を簡単に作成することも可能です。
※一部のみの機能紹介となります、詳細な機能はお問い合わせください。
「承認」「否認」「ひとつ差し戻し」「指定レベルへの差戻し」「申請者へ差し戻し」の5種類を用意しております。
「申請金額(数字)や勘定科目(文字列)により、次の承認者を判断するルート設定方法です。
条件分岐設定は、承認ルート設定画面に表示されるボックスで簡単に操作できます。
1ルート内に複数の分岐設定が可能です。
20種類のサンプル申請書を同梱しております。そのままお使いいただき、ご導入後、すぐに業務開始が可能です。
申請書フォームジェネレータ機能を使用することで、ドミノデザイナーを使用せずに申請書フォームを作成することができます。 この機能を使用することで、ドミノデザイナーに関する知識をお持ちで無い方でも、フォームレイアウト及びフィールド属性設定などを設定するだけで、簡単に申請書フォームを作成することができます。
もちろん、今まで通りドミノデザイナーで申請書フォームを開発することもできます。
申請書ごとに、環境設定にて出力する内容をフィールド単位に指定することができます。また、出力の際に期間選択に使用するフィールドも合わせて指定しておくことができます。
これにより、例えば、「申請日が○○~○○まで」、「最終承認日が○○~○○まで」などの期間選択をファイル出力時に行えるようになります。
申請書にあわせた申請/承認時のダブル自動採番号機能を実装することで、より精緻な文書管理、ビジネスプロセス管理を実現し、コンプライアンス強化を支援します。
動作環境
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サーバー | |
---|---|
OS | Domino動作環境に準拠 |
HCL Domino |
Domino 9.0.x Domino 10.x Domino 11.x |
クライアント | |
---|---|
OS | Notes動作環境に準拠 |
HCL Notes |
Notes 9.0.x Notes 10.0.x Notes 11.0.x |
Webブラウザ |
Microsoft Edge Google Chrome Mozilla Firefox |
標準価格(税別)
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新規ライセンス | 年間サポート | ||
---|---|---|---|
1サーバー | ¥690,000 | ¥90,000 | |
追加サーバー(1サーバーあたり) | ¥345,000 | ¥45,000 | |
10クライアント | ¥57,500 | ¥7,500 | |
50クライアント | ¥258,750 | ¥33,750 | |
100クライアント | ¥460,000 | ¥60,000 | |
500クライアント | ¥2,012,500 | ¥262,500 | |
1000クライアント | ¥3,450,000 | ¥450,000 |
年間保守サポート
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「年間保守サポート」は、当社グループウェア製品をご利用いただく上で、より良いサポート環境をご提供することを目的としています。ぜひとも、年間保守サポートをご活用ください。 ※お申込みの際には必ず、年間保守サポート規約をご確認ください。
対象製品 | サポート項目 | 内容 |
---|---|---|
Com-PASS Workflow | サポート・ サービス内容 |
1.マイナーバージョンアップの無償提供 バージョンアップ時には、メディアとライセンス証書を登録ユーザ様宛に自動送付します。 2.インストールに関するお問合せ対応(導入ガイドの範囲内) 3.操作内容に関するお問合せ対応(ユーザーズガイドの範囲内) 4.カスタマイズに関するお問合せ対応(カスタマイズガイドの範囲内) 5.その他、製品使用に関するお問合せ対応 ※Com-PASS Workflow製品に関するお問合せのみ対応を行い、OS、Notes/Dominoなどのプラットフォーム製品のみに対するお問合せの対応は行いません。 ※購入方法等、詳細は別途お問合せください |
サポート時間 | 9:00~11:50、13:00~17:40(土・日・祝祭日・当社指定休日を除く) | |
サポート方法 | メール・電話・FAXでの質疑応答 |
承認機能について
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Q | 申請書を以前の承認段階へ差し戻すことはできますか? |
A |
可能です。 差し戻しは、「一つ前へ差し戻し」 または 「申請者へ差し戻し」 から選択することができます。 申請者まで差し戻された場合、申請者はその申請書を編集・修正して再び申請することが可能です。 |
Q | Workflow Proでの承認ルートの条件分岐は、どのような設定が可能ですか? |
A |
Com-PASS Workflowでは、申請書内の数値データまたは文字列データの値によって承認ルートを分岐させることができます。 比較対象となる値は、申請書フォーム内のフィールド名を用いて指定します。 比較条件は、"と等しいとき"、 "より大きいとき"、 "以上のとき"、などの項目から選択して指定します。これらの設定は、ダイアログボックスで簡単に行うことが可能です。 【例】 申請書のフォーム内に予算を入力する "Budget" という数値フィールドがあり、予算が100,000円未満の場合とそれ以上の場合で承認ルートを分岐させる、という設定を行うとします。 このとき、条件分岐の設定に必要なものは、
|
Q | 承認者が承認時にコメントを入力できますか?そのコメントを、どのように参照しますか? |
A |
承認者によるコメント入力は可能です。 承認/否認/一つ前へ差し戻し/申請者へ差し戻し のいずれの場合でも、コメントを入力することができます。 コメントは、申請書の子文書として登録され、いつでも参照することが可能です。 また、申請書文書から、その文書に関連する承認者のコメントをダイアログボックスで一括表示することも可能です。(「承認コメント参照」 ボタンを使用します) |
Q | 上位承認段階の承認者が、下位の承認者の承認を待たずに承認を行うことができますか? |
A |
標準の仕様では実現できません。カスタマイズによる対応となります。 Com-PASS Workflowの標準仕様では、まだ承認依頼されていない上位承認段階の承認者は、申請書を参照することはできません。 |
Q | 申請書と承認文書(承認状況やコメント)は同時印刷できますか? |
A |
Com-PASS Workflow Ver1.5から承認済みとなった申請書に対して同時印刷が可能となりました。 申請書の下部に続いて、承認者名、承認ステイタス、及びコメントが印刷されます。 標準の仕様では実現できません。カスタマイズによる対応となります。 Workflow Proは通常のノーツデータベース形式なので、ノーツで一般的に実現できる方式を応用することが可能です。 なお、以前のバージョン(Ver1.x)では、「Workflow Pro 印影表示カスタマイズキット」という印影カスタマイズ用のサンプル設計のご提供を行っておりましたが、近年の電子承認において、印影する価値が減った為、Ver2.x以降では「Workflow Pro 印影表示カスタマイズキット」のご提供を行っておりません。 |
Q | 承認者が承認を行ったとき、印影のグラフィックを貼り付けることは可能ですか? |
A |
標準の仕様では実現できません。カスタマイズによる対応となります。 Workflow Proは通常のノーツデータベース形式なので、ノーツで一般的に実現できる方式を応用することが可能です。 なお、以前のバージョン(Ver1.x)では、「Workflow Pro 印影表示カスタマイズキット」という印影カスタマイズ用のサンプル設計のご提供を行っておりましたが、近年の電子承認において、印影する価値が減った為、Ver2.x以降では「Workflow Pro 印影表示カスタマイズキット」のご提供を行っておりません。 |
申請書・権限・組織について
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Q | 既存の申請書の内容を再利用することはできますか? |
A |
可能です。 全てのステータス(作成中・承認中・承認済みなど)の申請書について、その内容をコピーして別途新規申請書を作成することができます。 |
Q | 最終決裁された申請書のデータを、他のRDBや基幹システムと連携させることはできますか? |
A |
標準の仕様では対応していません。他システムとの連携は、すべてカスタマイズによる対応となります。 なお、Com-PASS Workflowは一般的なノーツデータベースとして取り扱いができるので、LEI ( NotesPump ) などノーツで広く使用されているツールと組み合わせることにより、簡単に他DB・システムとのデータ連携を実現することが可能です。 |
Q | 文書のアクセス権などのセキュリティはどのようになっていますか? |
A |
申請書には、文書のステータスに応じたセキュリティがかかります。
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Q | ドミノディレクトリでは一人のユーザーに4つまで所属部署を設定できますが、この兼務情報には対応していますか? |
A |
対応しています。 兼務ユーザーに対しては、兼務部署からの申請や兼務部署での承認を行う事が可能です。 兼務ユーザーが申請する場合、「申請部署変更」ボタンにより、自分が所属(兼務)している全ての部署・グループが表示されます。 |
Q | 人事異動があった場合、Workflow Proではどのようなメンテナンス作業が必要ですか? |
A |
人事異動があると、組織のマスターアドレス帳であるドミノディレクトリまたはCom-PASS Workflow漢字アドレス帳のメンテナンスを、まず行うことになります。 このマスターアドレス帳のメンテナンスが完了していれば、Com-PASS Workflowのメンテナンス作業は、組織アドレス帳データベース内の 「部署情報更新」 というボタンをクリックするのみで基本的には終了です。 これだけで、Com-PASS Workflow側の部署情報が新しい組織のものに更新されます。 ただし、承認ルート内の承認者を個人名で定義している場合は、必要に応じて承認ルート文書の修正が必要になります。 なお、人事異動があった時点で承認途中の申請書がある場合、必ず申請者へ差し戻して、新しい承認ルートを設定し、再度承認をやり直してください。 承認者の部署等に変更があった場合は、上記 「部署情報更新」 の処理を行う時点で承認者へ通知メールが送信されます。 |
カスタマイズについて
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Q | オリジナルの申請書を作成したい場合、どのような作業が必要ですか? |
A |
ワークフローデータベースに、Com-PASS Workflowの申請書フォームの雛型となる<申請書テンプレート>というフォームが含まれています。 このフォームは、ワークフローのエンジン部分に必要なフィールドのみをもつフォームです。 このフォームには任意のフィールドを追加するための領域が指定されており、その領域内に自由にフィールドを追加することにより、簡単にオリジナルの申請書を作成していただくことが可能です。 |
Q | ワークフローの機能部分のカスタマイズを行うことは可能ですか? |
A |
設計は全て公開されているため、カスタマイズ自体を行っていただくことは可能です。 しかし、申請書内の指定した部分以外の場所をカスタマイズした場合は、弊社のサポートの対象外となってしまうことがありますのでご注意ください。 ただし、弊社で受託してカスタマイズを行った場合はその限りではありません。 詳細につきましてはご相談ください。 |
Q | 設計は全て公開されているのですか? |
A | Com-PASS Workflowでは、全ての設計要素が公開されています。 |
システム環境・仕様について
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Q | POP3に対応していますか? |
A |
対応しております。 「Com-PASS Workflow」では、申請・承認時のメール通知の際に、メール文書の本文にノーツ文書リンクと合わせてURLリンクも貼り付けられる仕様になっております。 従って、POP3メールクライアントにて、申請・承認の通知を受信した場合でも、URLリンクをクリックすることにより「Com-PASS Workflow」にブラウザ経由でアクセスすることが可能になります。 POPメールの設定方法についてはNotes/Dominoのドキュメントをご参照ください。 <制限事項> POP3クライアントのユーザーが、本製品のURLリンクつきのメールを受信した際、お使いのメールクライアントによっては75カラムでワードラップが発生するため、利用しているメールアプリケーションによってはURLリンクをURLリンクと判断しない場合がありますので予めご注意ください。 |
Q | Com-PASS Workflowは、ドミノオフラインサービス(以下DOLS)に対応していますか? |
A | DOLSには、対応しておりません。 |
Q | 拠点が分かれている場合など、複数サーバーの環境での運用は可能ですか? |
A |
可能です。 ただし、Com-PASS Workflowの複数サーバー環境での運用では、メインとなるサーバーを一つだけ指定します。 メインサーバーと他のサーバーの違いを以下に説明します。 承認者が 「承認」 などのボタンを押した際、メインのサーバーではその結果が申請書本体にすぐに反映されます。 一方、メイン以外のサーバーではその結果はすぐには申請書本体に反映されません。 承認者の決裁結果は申請書の子文書として保存されるのですが、この文書がメインサーバーに複製され、さらにメインサーバーの定期エージェントが実行された時点で、その結果が申請書本体に反映されることとなります。 つまり、メインサーバー以外のサーバーでは、承認の情報が本体に申請書本体に反映されるまでタイムラグが生じることとなります。 このタイムラグは、複製のスケジュールや定期エージェントの実行スケジュールに依存します。 |
デモ・ライセンス・保守について
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Q | Com-PASS Workflow製品のデモンストレーションは行われていますか? |
A | 状況に応じて個別に対応させていただいておりますので、お気軽にお問合せください。 |
Q | Com-PASS Workflow製品の納期はどのくらいですか? |
A |
いずれの製品も受注後5日程度で弊社より出荷いたします。 代理店等を経由して納品する場合には、各社での手配にかかる日数が加算されますのでご考慮ください。 万が一、製品、流通等のトラブルでやむを得ず遅れる場合にはご容赦ください。 クライアントライセンスの定義を教えてください。 クライアントライセンスは、Workflow Proをご使用になるユーザーの数(ID数)だけご購入いただく必要があります。 なお、ノーツクライアント・Webクライアントでの違いはありません。 【例】
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Q | クライアントライセンスの定義を教えてください。 |
A |
クライアントライセンスは、Workflow Proをご使用になるユーザーの数(ID数)だけご購入いただく必要があります。 なお、ノーツクライアント・Webクライアントでの違いはありません。 【例】
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Q | サーバーライセンスの定義を教えてください。 |
A |
サーバーライセンスは、Workflow Proのデータベースをインストールするサーバーマシンの数です。マシンのCPUの数とは関連はありません。 同じサーバーマシン上であれば、1サーバーライセンスで複数のワークフローデータベースをコピーしてご使用いただくことができます。 ※ 上記はあくまでも原則的なものですので、実際にご購入いただく際にはご相談ください。 |
Q | 製品のメディアはライセンスとは別個に買うのですか? |
A |
メディアはサーバーライセンスパッケージに含まれています。 よって、別途ご購入いただく必要はございません。 |