お知らせ

2023年6月6日（火）～6月9日（金）に、熊本で開催された「2023年度 人工知能学会全国大会」において、当社社員が「与信モデルのハイブリッドAI化」について講演しました。

与信モデルは、融資判定を統計学や機械学習に基づいて企業や個人の信用情報を数値化し、判断基準に用いるもので、銀行やクレジット会社などの広範囲な金融機関で利用されています。

個人向けの与信モデルでは、初期与信と途中与信のステージにおいて、モデル間での同時チューニングを通じた相互補完と、半自動チューニングといった戦略を用いたマーケティング応用を提案しました。一方、中小企業向けの与信モデルでは、様々なAI技術、理論、データベース技術を組み合わせて「ハイブリッドAI化」を実現しました。具体的には、多様な機械学習手法、ベイズ統計学、そして不均衡データの扱いを組み合わせて利用することで、与信モデルの精度向上を目指しています。特に、倒産件数が少ない場合でも、不均衡データの理論を用いることにより、安定したモデルの開発が可能になりました。

さらに、建築業のファクタリング事例を取り上げながら、「ハイブリッドAI化」の現行トレンドについて解説しました。詳細は以下をご覧ください。

■講演情報サイト
https://confit.atlas.jp/guide/event/jsai2023/subject/2N1-GS-10-05/advanced

■講演資料はこちら
発表原稿
発表スライド

■当日の講演の状況