コムチュアのビッグデータ/AI

新組織による取り組み

データの活用が当たり前と言われる時代ですが、コムチュアがビッグデータ・AIに取り組み始めたのは、ビジネスにおけるデータ活用が注目を浴び始めた頃です。当時、金融システムを手掛ける部隊が差別化を図るために目を向けたのがビッグデータ・AIの分野でした。当時、ビッグデータ・AIはコムチュアにとって未知の技術分野でしたが、同分野の知見を得るためにリーダークラスから新入社員が一丸となり積極的に学習に励み、失敗も経験しながら小さな実績を積み重ねることで着実な成長を遂げてきました。今ではビッグデータ・AIの領域で約120名の社員が活躍するまでに組織が成長しています。(2022年1月時点)
とはいえ、数年前の最新技術も今は広く普及しているため、それだけでは競争力は保てません。新しい製品や技術も、常に生まれ続けています。デジタルイノベーション本部では、常に新しい製品・技術に目を向け、20%は新規ビジネスとなるように積極的な取り組みを続けています。また、データの蓄積だけではなく、データ活用におけるお客さまサポートについても検討しています。

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ベンダーからの高い評価

ビッグデータ・AIの領域で高い価値を発揮するために重要なことは、数々のベンダーが提供するソリューションを最大限に活用することです。コムチュアでは、SASやインフォマティカなどグローバルで豊富な実績のあるベンダーとパートナーシップを結び、お客さまへ最適なサービスを提供しています。
ビッグデータ・AIにおけるコムチュアの強みは、技術力と成長速度。デジタルイノベーション本部は立ち上げから数年で約120名の組織に成長しました。データ分析の領域では2021年度にSAS Institute Japan社によるパートナー表彰で「Best Data Scientist Award」を受賞。SASを用いた分析から、システム開発まで幅広く対応、高い評価を受けています。また、データマネジメントの領域においてもインフォマティカ社から「Engineering Award」を受賞するなど、幅広くビジネスを展開しています。

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プロジェクト事例
製造業向け故障予測システムの開発

課題

対象製品にセンサーを取り付け、収集したデータをもとに故障に関する予測モデルを構築したところ、初期段階で一定の精度で予測できましたが、特定の条件に絞ると精度が悪く実用化に踏み切れない状況でした。

解決方法

プロジェクトメンバーで、多数の論文を確認し、アメリカの類似研究をもとに社内でPoCを実施し、期待通りの効果を得ることができました。この結果から対象製品に追加のセンサーを取り付けることを提案し、精度の向上に成功。故障予測システムの実用化に至りました。

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