PROJECT STORY.1

クラウドサービスを活用しお客さまと一体になって業務変革を推進

Salesforceを活用した業務刷新プロジェクト

PROLOGUE

社会や市場環境の変化が加速する中で、あらゆる業界で既存業務の見直しや効率化が進んでいる。その中で活用されているのがSalesforceなどのクラウド型のソリューションだ。しかし、世の中にはクラウドサービスの真価を引き出せていない企業も少なくない。クラウドサービスの導入は、ある意味ではスタートライン。業務刷新まで実現するには、コムチュアのようにクラウドサービスに習熟したプロフェッショナルの支援が欠かせない。今回のプロジェクトでは、お客さまと一緒に業務のあるべき姿を描き、Salesforceを活用しながら業務変革に寄り添い続けているメンバーたちの姿を紹介する。

PROJECT MEMBER

  • H.H

    H.H

    クラウドサービスインテグレーション第一部
    課長

    担当:プロジェクト管理

  • H.M

    H.M

    クラウドサービスインテグレーション第一部
    リーダー

    担当:管理(オンライン営業チームリーダー)、開発

  • T.M

    T.M

    クラウドサービスインテグレーション第一部
    サブリーダー

    担当:管理(バックオフィス刷新チームリーダー)、開発

  • T.M

    T.M

    クラウドサービスインテグレーション第一部
    サブリーダー

    担当:開発

※業務内容・所属部署は取材当時のものです

STORY 1

カスタマイズにより、
複雑な業務要件にフィットさせる

プロジェクトが始まったきっかけを教えていただけますか。

H.Hさん

H.Hさん

コムチュアはクラウドサービスのSalesforceに関して10年以上の実績を持っており、セールスフォース・ジャパン社のコンサルティングパートナーとして認定されています。Salesforceを熟知したベンダーとしてお客さまに紹介されたのがきっかけでした。

T.Mさん

T.Mさん

当初は今ほどプロジェクトの規模も大きくなく、主に私が開発メンバーとして参加していました。プロジェクトの特徴として、お客さまの社内にも開発部門がおり、既に自前でSalesforceを導入していたのですが、どのように自社の業務に活用するかで悩まれていました。

H.Hさん

H.Hさん

クラウドサービスではよくある悩みですね。導入するだけなら簡単なのですが、本当の課題はその先にあります。クラウドサービスは、プロフェッショナルが介入して、少しカスタマイズするだけでも格段に業務効率が上がります。社員一人の1日の業務が10分だけでも短縮されるとしたら、1,000名規模の会社の場合、10,000分もの時間が生まれることになります。

実際にプロジェクトを進める上で、
どのような障壁がありましたか?

T.Mさん

T.Mさん

カスタマイズの話がありましたが、今回のプロジェクトでは複雑な要件が多く、Salesforceの標準機能だけでは補えない機能を数多く開発することになりました。例えば、営業が受注した案件に関して見積りや請求を送る業務フローを例に取ると、他の業務システムと連携するためのカスタマイズを行う必要がありました。

T.Mさん

T.Mさん

その後、徐々にプロジェクトが拡大し、管理する人間が必要になってきた段階で私が参画することになりました。特に意識したのは、お客さまやメンバー間でのスムーズな情報連携です。プロジェクトがさらに拡大しても対応できるよう、Gitでの資産管理やナレッジ管理ツールを活用して情報共有を行い、無事にリリースまで進められるように心掛けました。

H.Mさん

H.Mさん

そこからさらにプロジェクトが拡大して2チーム体制になり、私は前任者を引き継ぐ形でチームリーダーとして参画しました。既にSalesforce案件としては珍しいほど開発規模が大きくなっており、知識のキャッチアップには苦労しましたね。

H.Hさん

H.Hさん

開発規模の大きさはプロジェクトの特徴ですね。一般的なSalesforceのプロジェクト以上にカスタマイズが多くなりましたが、無事に対応が続けられているのは、初回リリースの際に資産管理やリリース対応を明確に定めていたおかげでした。

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STORY 2

各メンバーが自走しながら、
お客さまの変革に寄り添った

プロジェクトにおいて印象深かったことを教えてください。

T.Mさん

T.Mさん

お客さまとは今回のプロジェクトが初取引であり、まだ信頼関係が築けていなかったプロジェクト初期は、どのように進めていくべきか悩むこともありました。だからこそ、お客さまが不安に感じていることがあれば丁寧にヒアリングし、パートナー会社を含めた関係者としっかりと相談しながら物事を進めるように心掛けていました。お客さまやパートナーと一体になって取り組んだ結果、信頼関係も構築できたのではないかと考えています。

H.Hさん

H.Hさん

そうですね。T.Mさんはチームワークが得意で、お客さまの声を聞きながら最良の手段を選択することに長けたメンバーです。だからこそ、今回のプロジェクトにもフィットするのではと考えていました。

T.Mさん

T.Mさん

私もT.Mさんに近いタイプだと思っているのですが、お客さまと一緒にプロジェクトを進めてきた印象があります。以前の業務では、最初にこちらが提案した内容に対してフィードバックをもらうことが多かったのですが、今回のプロジェクトでは、お客さまの方からも多くの意見を出していただき、一緒により良い方法を模索していきました。このようなプロジェクトの進め方は私個人としても初体験で、多くの発見がありました。

H.Mさん

H.Mさん

私の場合は現在進行中の取り組みになるのですが、お客さま自身も開発ができる一方で、Salesforceの機能については詳しいわけではありませんでした。そこで現在はプロジェクト初期の状況とは逆に、カスタマイズを減らし、Salesforceの標準機能をお客さまの業務に適用する提案にも取り組んでいます。とはいえ、「標準機能ありき」「カスタマイズありき」ではなく、業務効率や利便性を高めるという目的に向かって、お客さまと一緒に業務のあり方を考えています。

H.Hさん

H.Hさん

私は課長という立場ですが、今回のプロジェクトはコアメンバーたちに大半の業務を任せ、私はほとんど何もしていません(笑)。これほどのプロジェクトの規模であれば、本来は私のような課長クラスやベテランがリーダーを務めるのが一般的なのですが、あえてメンバーたちに任せることにしたのです。その結果、メンバーの方から適切に情報共有をしてくれましたし、お客さまや関係者からも高い評価をいただけました。チームメンバー全体として開発力や調整力、ヒアリング力などが高まったと感じており、「メンバーに任せる」というチャレンジは成功でした。

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STORY 3

お客さまの期待に応え続ける限り、
プロジェクトに終わりはない

プロジェクトの今後の展望を教えてください。

H.Hさん

H.Hさん

お客さまはあらゆる業務を刷新していきたいと仰っており、次々に新しいテーマが出てきます。コムチュアがお客さまの期待に応え続ける限り、このプロジェクトには終わりはありません。

T.Mさん

T.Mさん

そうですね。実際、当初のバックオフィス刷新だけでなく、プロジェクトは広がり続けています。何か一つの業務を刷新すると、さらに新しい要望が出てきます。お客さまと話し合いながら、優先順位をつけて一つずつプロジェクトを進めているのが今のフェーズですね。

H.Hさん

H.Hさん

はい。そうなるとクラウドサービスだけでは対応できない課題も出てきます。クラウドだけにこだわるのは、お客さまにとっての最適解ではありません。コムチュアはクラウド以外にも幅広くビジネスを展開しているのですから、オールコムチュアで支援していくことが重要です。

プロジェクトを通じて感じた、コムチュアの強みを教えてください。

T.Mさん

T.Mさん

オールコムチュアというキーワードがありましたが、コムチュアの強みとして、人材の層の厚さが挙げられると思います。高いスキルレベルが求められるプロジェクトではありますが、要員が充実しているため、プロジェクトが拡大する中でも増員メンバーを確保し、その後もパフォーマンスを落とすことなく業務を進めることができました。

T.Mさん

T.Mさん

私も同感です。コムチュアでは横の連携が盛んで、部門を超えて相談し合う関係性があります。プロジェクトメンバーだけでは解決できない課題が発生した場合には、部内のナレッジ活用や他案件のメンバーにも協力してもらうことで、解決策を見出すことができました。

H.Hさん

H.Hさん

たしかにコムチュアには豊富な人材が揃っています。また、T.Mさんが話したように、支援体制が整っている点も強みです。
私から付け加えるとするならば、変化を好む成長気質もコムチュアの強みです。今回のプロジェクトも、当初はSalesforceの実績からご相談をいただきましたが、業務変革には幅広い知見が必要とされます。プロジェクトの中には私たちの知見がない領域もありましたが、それでも前向きに挑戦し、新しいスキルや知識を獲得していった姿勢自体がコムチュアらしいと思います。そして、プロジェクトを通じて得た知見は、他の事業部にも展開されていくでしょう。まさにコムチュアの良さがよく現れたプロジェクトですね。

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