STEP 1 そもそもコムチュアってどんなIT会社なの?

コムチュアは企業向けITサービスを提供

業界での位置づけ

コムチュアは企業向けのITサービスを提供している会社です。特にオフィス内でのITサービスを提供しています。

コムチュアは、IT業界のなかでソフトウェア業界に位置しています。ソフトウェアを含む情報サービス産業の市場規模はなんと約20兆円*で、とても大きな産業です。

*参考データ:経済産業省「特定サービス産業実態調査」を情報サービス産業協会が再計算した結果を参考。情報サービス産業の売上高は、2008年約20.6兆円、2009年約21.5兆円、2010年約18.8兆円。

IT業界の分類

コムチュアは企業向けのソフトウェアのなかでも、特に、情報系と呼ばれる分野に注力しています。一般的に企業のITシステムには、図「ソフトウェア業界の分類」のように、業務系というシステムと情報系というシステムがあります。業務系とは、企業の業務基盤を支えるシステムです。これは、製造・流通・金融などの業界ごとに違うシステムです。情報系というシステムは、どの業界でも共通するオフィス業務における情報共有のシステムです。当社はこの情報系という分野に特に注力しています。

ソフトウェア業界の分類

4つのコア事業

コムチュアのオフィス内ITサービスは、(1)グループウェア、(2)統合業務基幹システム(ERP)、(3)Webソリューション、(4)ネットワーク運用の4つの事業と「クラウド・モバイル」事業で構成されており、それぞれの事業は密接に連携しています。(1)は先ほどの説明にあった情報系、(2)は業務系に該当します。

コムチュアの4つの事業

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コムチュアは先見性をもって常に新しい分野にチャレンジし、創業以来着実に成長

コムチュアは1985年の創業以来、大きな経済変動を3度経験してきました。バブル崩壊、ITバブル崩壊、世界同時不況です。しかし、経済変動に直面するたびに、先見性をもって新分野にチャレンジし、着実に成長してきました。先ほど紹介した4つの事業はその過程で誕生したものです。

コムチュアの成長の軌跡と経済変動

最初に経験した大きな経済変動は1990年代初頭のバブル崩壊です。これを機に、(1)グループウェア(2)統合業務基幹システム(ERP) に取り組み、他社がまねできない独自性を発揮し、乗り越えました。特に95年に着手した情報系システムであるグループウェアは、営業や人事など、どの業界にも存在するオフィス業務に共通して使えるシステムであり、コムチュアのシステムは広く普及しました。この事業が核となり、4つのコア事業を形成し、コムチュアの成長を牽引していくことになりました。

次の大きな経済変動は、2000年代初頭のITバブル崩壊です。この時は、(3)Webソリューション(4)ネットワーク運用にいち早く着手し、(1)や(2)に連携させるなど他社にはない独自の価値を提供することで、乗り越え、成長を持続させることができました。

3つ目は、2008年のリーマンショックを発端とする世界同時不況です。これを機に、IT機器を所有するのではなく利用するという流れが訪れました。この変化を先取りし、他社よりもいち早くクラウドとモバイルという新分野に注力しています。これらは4事業の機能を強化する役目を担い、新しい事業の柱に育ちつつあります。

以上のように、コムチュアは、大きな経済変動のたびに、先見性をもって新しい分野にチャレンジして乗り越え、成長してきました。マイナス成長の年もありましたが、平均すると創業以来毎年二桁成長していることになります。結果として、創業以来一度も赤字決算はありません。